「行政書士」の英語名、英語訳は決まっているように感じます。
でも実はいまだにはっきりしていません。
これは、そもそも行政書士制度自体が極めて日本的なためです。
世界的には同様の制度がないので直訳できません。
そこで、gyouseisyosi lawyer などと訳す人がいてもおかしくありません。
日本以外の国において、弁護士でなければできないような法的手続きがあります。
それを少しでも行えれば、lawyerの一種なのかとも想像(意訳)できるからです。
しかし、lawyerという用語は、弁護士と紛らわしいと言われています。
行政書士に対する適切な英訳(YAHOO!(R)知恵袋)によれば、
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n10343
administrative scrivener
solicitor
attorney
Gyoseishoshi Lawyer
といった複数の「行政書士」の英語訳が出てきます。
IPDL(特許電子図書館より)
「 Gyoseishoshi Lawyer Japan Federation Of Gyoseishoshi Lawyer's Associations 」という結合商標が、日本行政書士会連合会の登録商標とされている事実は存在します。【登録番号】第4422095号
今後も「行政書士」の英語訳は変遷するかもしれません。
そのような中で、日本法令外国語訳データベースシステムに掲載される「行政書士」の英語訳があります。
外国向けに日本の法律を英訳する必要があるのですから、一定の用語に決めなければ誤解をまねきます。
日本法令外国語訳データベースシステム行政書士法(暫定版)より。
Certified Administrative Procedures Legal Specialist Act(Tentative translation)
つまり、行政書士の英語訳は、
Certified Administrative Procedures Legal Specialist です。
google翻訳させてみました。 「 認定された行政手続法的スペシャリスト 」
いい線いっているような気がします。
ちょっと長すぎるのがなんですが。
当然法律に出てくる「行政書士」の訳は統一されています。
たとえば、
逆に日本語に訳せば、
第二章 認定された行政手続法的スペシャリスト試験 (第三条―第五条)
ということになります。
ちょっと舌を噛みそうです。
参考:月刊日本行政 2013.7 No.488 p18
IPWO 矢澤行政書士事務所