知的資産経営報告書

知的資産(ちてきしさん)という言葉を知っていますか?
昨今徐々に知名度を高めています。
知的資産
Google画像検索「知的資産」より
 
グーグルの画像検索で「知的資産」と入れて検索すると、多数の図が出てきます。
結局のところ「知的資産」というのは、いまある知的財産を包含(ほうがん)する上位概念(じょういがいねん)です。

ようするに、人の活動においてさまざまな営みをしており、それらはすべて知的資産であるといえます。
著作権も知的資産の一つですが、なんでも書いたり創作すると著作権が発生するように、
人が生きて、動けば知的資産が伴うといえます。


学校で、体育の時間に早く走れる方法を考えたら、もうそれは知的資産です。
それをみんなに教えて、全国一になれば名実共に財産でしょう。


なんでも知的資産になりえるので、なかなか的を絞れない状況です。

今一般に活かそうとされているのは、中小企業などで後継者が継がないという現状の改善です。

技術があったから、何十年も存続していたのですが、その良さを人に言えない、伝えられない状況があります。

それを、設立時から履歴書のようにまとめてくると、けっこうすごいことをしていたということが見えてきます。独自のノウハウ(秘密技術)もあることがわかったり、どこにもできない品質だったりします。

また、原材料の特別な入手経路があったり、独占的な納入先があったりします。
それを客観的に記載してゆくと、知的資産経営報告書ができあがります。

すると、銀行が潜在能力を理解して融資の判断になったり、継がないと言っていた後継者が見なおす機会になったりします。


つまり何もなかったところに、報告書という形ができたことで財産化します。
この場合の「知的資産経営報告書」は、ひとつの知的財産ということになります。


行政書士会は、知的資産経営を推進しています。

 

(Googleは米国グーグル・インコーポレイテッドの登録商標です。)
 

IPWO 矢澤行政書士事務所


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