中国ってすごい国だと思います。
何しろ、一党独裁です。 法は党の意志によって影響されるわけですから強大なコントロール下にあるのだと思います。
そして、党でさえ巧妙な仕組みによって、特定人物の独裁を許さないという構造があるのだと思います。
そういいうことを知財面でも感じます。
今では日本を抜いて、世界一の特許出願数ですが、著作権でもしっかり意識が高まっています。 ものまねと騒いで甘く見ていてはいけないと思います。
さて、先日の新聞で囲碁の神様とされる呉清源さんがご逝去されました。
100歳の天珠を全うされ素晴らしい業績を残されました。
読売新聞 2014年12月1日より引用
中国のご出身ということですので、中国版検索サイト百度で見てみました。
百度では様々な記事があらわれます。
ところが、その中の記事を見てみようと開くと、地域が違うという理由で見ることができません。(英文)Sorry,this video is not available in your region due to copyright limitation.
很抱歉,由於版權原因暫無法播放。という表示
中国語では、「申し訳ありません。著作権により、再生できません。」といった感じです。
つまり、著作権の意識は、確実に高まっていると感じます。
これは動画であるために、特に意識が高いのではと感じました。
(見る手段はあるのでしょうが。)
ネットでは、特定の語を入れると、ブロックされて検索結果に現れないとも言われています。
実際にgoogleも中国本土から撤退しているわけです。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/focus/309.html
しかし、このことは緻密にネット環境が監視されているということでもあります。
ということは、いつでも簡単に、中国でのネットを世界に比類の無い著作権保護重視にもできるということです。
これは、中国に住む人には容易に知財尊重の意識、知財の価値意識を認識付けることにも使えるということです。
中国の知財意識を甘く見ていてはいけないと感じます。